苦難の連続パキスタン旅行記1回目 プロローグ 渡航準備編 〜飛行機手続きはお早めに〜

Tとシーシャをふかした次の日、パキスタンに行くと決めたからには、行く日程と飛行機と必要なものを早速調べることにした。

まず一番の重要事項として、パキスタン入国には例え日本パスポートであってもビザが必要らしい。

ひとまずビザの取り方からググってみると、パキスタン専用のビザ代行なるものが何社か出てきた。

全部見てみたが、どうも代行費用が最低でも2万円以上はするらしい。

え?ビザ取得でそんな金いるんか??ファッキンすぎん??

自力で取る方法はないんか??

そう思って自力で取る方法をもう少し調べてみたら、どうやら政府の公式サイトから無銭でビザが取れるらしい。

無銭で取れるパキスタンVISA (広告では)ないです。

やったぜ。

ということで早速必要な書類をパキスタン政府のビザ取得サイトからぺぺっと記入して申請。

記入内容は自分の個人情報とか職業とかなんのためにパキスタンくんねん〜とか。

まぁイミグレで聞かれる内容とそんな変わらんです。

あとは自分の顔面の写真が必要。

そして出したら修正なしでわずか1週間ほどでGranted(承認)されたのだった。

もっと複雑で時間かかると思ってたのに、意外と呆気なかった。

おまいら、ビザ代行は要らへんで!!(クソデカ大声)

ビザが承認された時点で11月後半、もう少しで師走に差し掛かる直前のことだった。

次に行く日程を決めて、飛行機を選択する番になった。

残念ながら直行便はないらしい。

少し調べてみると、一番安くて到着まで早そうなのが関空→広州(中国)、広州→イスラマバード(パキスタン首都)のルートで乗り継ぎ1回でトータル15時間半のものがあった。

価格もクリスマスイブ出発で43000円ほどで行けるものを発見した。

あれ、そういえば…Tの実家はイスラマバードじゃなくてラホールだっけ??

ほな帰りはラホールからにしないといけない気がするけど、関空から経由でラホール着のはいくらや?

12万円…高杉やろ。。。

ほなもうイスラマバードでええわ。

首都は行っときたいしな。

…いやちょっとまて、Tはラホールからイスラマバードまで迎えにきてくれるってことか?

TにLINEで聞いてみた。

「迎えにいくのは無理やね。やけど友達がイスラマバードにいるから大丈夫」

雲行きが怪しい。

「その友達は何の友達?」

「大学時代の友達やで」

「それならまぁ…安心やな、その人とはどれくらい会ってないん?」

「10年くらいかなぁ」

…それホンマに大丈夫け??

ワイ騙されてない???

「ダイジョブダイジョブ、会ってなくてもたまに連絡したりしてるから」

不安が脳内でラットレースを繰り広げとる。

齧られすぎてもう少しで屋根裏崩れそうやぞ。

結局色々うんうん唸って、行きは

関空→広州・広州→イスラマバードのルートに決定した。

これが行きの最安だが、

帰りはラホール→広州、広州→関空のルートで、こちらは少しお高く(それでも標準価格)78000円ほどだった。

合計で飛行機代だけで12万ちょい。

この路線の平均価格としてはトータルでは安いけど、普通に高いなぁ。。。

予約すんのはちょっと色々心の準備が必要やから明日予約しよう(フラグ)

…このADHDの特性スキル「先延ばし」の選択が、後の地獄の一つを生むことになるとは当時のワイはつゆとも思わなかったのである。

次の日、日中労働に勤しんでたら1通のメール。

天下のGoogleさんから「ブックマークした路線の料金が変更されました」の通知が。

わざわざ通知してくれるなんてGoogleニキ優しいなぁ、

とサンガツしたのも束の間、すぐにその言葉を取り消すことになる。

なんとわずか12時間ほどでイスラマバード行きが43000円→95000円に爆値上げしていたのだ。

おいおいおいおいファ○クだろこれ。

自分の心の準備(笑)にブチブチ文句を垂れながら労働終了後にすぐさま別の路線を探した。

ちなみにこの時には、元選ぶ予定だったイスラマバード路線は95000円から130000円になっていた。

たった1日なのに、げに恐ろしき。。。

さらに焦って色々探しまわった結果、奇跡的に出発日が同日24日発で

関空→広州、広州→ウルムチ、ウルムチ→イスラマバードの路線が43000円ほどで見つかったのである。

おっしゃこれや!!!

前回の失敗を無駄にはできん、はよ取らなあかん!!

すぐさま予約完了。

だが人生焦ると良いことがないのが通説である。

…いやちょっと待て、ウルムチ…?

ウルムチってどこや…??

今までの人生で聞いたことがないワードが出て【状態異常:混乱】が発動。

恐る恐る調べてみるとこ↑こ↓だった

「烏魯木斉」と書いて「ウルムチ」と読む。当て字にもほどがあるやろ。

新疆ウイグル自治区…??

おおええやんええやん、行ったことないウイグルも旅路の途中で引っ掛けられるんはええこっちゃな楽しみやのう!

その楽しみという希望の炎は一瞬で氷点下に打ち消されることとなる。

天候は雪、気温は…ー18℃…??

2024年12月上旬のスクショ。ここから渡航日には更に気温が下がる予報。シンプルに殺す気か?

マ??

体感温度 ー24℃とかバカにしとんか?

真冬の旭川やんけ終わってる。

ウルムチでワカサギ釣りでもやるんか。嫌やそんなん。

「今後3日間は暖かい見込みです」は大嘘。何基準?

まぁまぁでも夜9時にウルムチ空港着いてから朝8時ごろ出発らしいから、空港泊しとけば気温関係ないやろ。

…そう思ってた時期がワイにもありました。

調べていたらさらなる悲報が。

なんでも空港のセキュリティの観点で夜中は空港から締め出されるらしい(何年か前にあったテロが原因だとか)

そうなると予測できる事象は一つ。

空港泊ができない = ー18℃の世界に放り出される= フランダース

多分犬はバックパックか何かやろ(適当)

アカン(アカン)

ハイパーゴミすぎる。

アッラーはワイに試練でも課しとんか???

ワイはムスリムじゃない、浄土真宗や。

しかも今回使う会社は、日本人にとって悪名が高い(という噂の)中国南方航空。

不安のボルテージが心拍数と共に等加速度運動をしていく。

焦って打開策を中国南方航空のホームページをくまなく調べていると、下の方に小さく「イスラマバードへの深夜路線はホテルが無銭で付いてくる」と英語で書かれていたのである。

これマ?

やった!これなら助かる。。。

そんなこんなで、12/24クリスマスイブ朝8時の関空発、27時間後イスラマバード着という無茶日程を強行をすることになった。

航空券を取った今、できることは当日を祈りながら待つだけ。

取ってしまったものは致し方なし。

あとは天命に任せよう。

しかし事実は小説よりも奇なり、イスラマバード到着までに想像をはるかに超える苦難が待ち構えているとは、この時のワイは想像もしなかったのである。

〜苦難の飛行機編へ続く〜

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