朝6時前、静寂の夜明けに突如クソデカ爆音で流れるアザーン(礼拝)で強制覚醒。
その音量のデカさたるや。たぶん110dbくらいある。
ムスリムはこんな朝早くからお祈りを始めるのか、すごい宗教だ。
しかもところどころでちゃんと「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」って言うてる!!
これいうのテロリストが自爆する時だけちゃうんやな。
室内温度をスマホで確認するとまさかの3℃。
エアコンはついてない。ファッ○ン寒い。
はよエアコン治せやクソドアマンがよ。
だが心なしか体調が少しよくなった気がする。
この調子でもう少し眠ればもちょい体調回復しそうや。
再度激臭毛布にくるまり9時くらいまで睡眠を取ったことで、体調は7割型回復した。
9時時点でも部屋はクソ寒いし毛布は臭い。
エアコンがぶっ壊れてるのでとりあえず温水シャワーで暖を取る選択をする。
とりあえず昨日ドアマンから説明された感じで捻ってお湯を出す。
、、、、、、何分経ってもお湯が出ない。
…デジャヴ??
おいおいおいマジかよまさかお湯もぶっ壊れてるのかよ。
このクソ寒い季節で体調不良のタイミングで冷水シャワーとかカスかよほんま。
クソイライラしながらレセプションに直行し、ドアマンにブチギレ。
「お前昨日お湯もエアコンも付くいうたやんけ。どっちもつかんてどういうことやねん、はよ確認せえやボケ!!」
みたいなんをキレ気味でいうた。
渋々な感じでおーけーおーけーみたいなんで、15分くらいかけてから見にきた。
なんで渋々やねん、はよこいよちゃんと仕事やれタコ。
どうやらお湯はディーゼルで沸かしてるらしく、そのスイッチが入ってなかったらしい。
HaHaHaすまンゴみたいな感じでニヤニヤしてたからこいつほんま殺したろうかと思った。
海外ではこんなこと日常茶飯事なので普段はイライラしないものの、体調不良が相まってバチクソイライラしてた。
いやまじではよ確認しろなんしてんねん???
で、湯だけじゃなくてエアコンは?はよ直せはよはよはよはよはよ。
1時間くらいなんかやって、おけ、これで直ったでみたいな感じで言うてきた。
あーりょ、ほなもうええで、帰れやボケほんまタコがよ。
早速つけてみたが、変わらず送風(冷たい)で温風が全くこない。
あーーーーーークソクソクソもうエアコンええわ、とりあえず温水シャワー浴びる。
2日強ぶりのシャワー。やっと温水のお出まし。
これで生き返る。
それにしてもここのドアマン含めサービスほんまカスやな。
予約した時のレビュー結構よかってんけど、もう2度と使わんわボケ。
もしかしてレビューでサクラでもしとんかこいつら?
シャワー浴びた後に少しして、昨日できなかったSIMカードの調達をしに街に繰り出すことにした。
いよいよ単独で宿の外へ。
一人で知らない土地、特に危険な地を最初に散策する時が一番ケツの穴に力が入る。
だって正直テロとかデモとか怖いもん。
アクション系RPGで最初の村からフィールドに冒険に出るのって、こういう感じなんかね??知らんけど。
ところで、イスラマバードは区画がきちんと整備されている計画都市である。
北海道のような○条○丁目の区画のクソデカ版である。ただし北海道の比ではない。
一区画が2Kmほどあるため無闇矢鱈に歩くと普通に死亡する(足が)。

もともとはパキスタンが独立して「カラチ」が首都だったのが、イスラマバードに遷移することになり、途中10Kmほど離れたラーワルピンディーが一時的に首都になりつつ今がある。
イスラマバード自体1969年〜の首都なので、ラホールなどと比べるとまだまだ若い都市なのだ。
ちなみにワイが泊まってたカス宿はこのマップの G-9 という区画にあり、結果的に2日目に散策したのは G-9 のほんの一部分だけだった。
マップの右に行けば行くほど政府の重要拠点があるため地価が高く、ワイが泊まっていたところは比較的安価な宿が多い。
マップ左側は今もなおどんどん拡張されていっている。
閑話休題、イスラマバードの朝は早い。
宿が飼ってる?ニワトリ、野生のニワトリ達があちこちで鳴いてて大変やかましい。
焼き鳥にするぞ。
目の前にマンガやアニメ、ナショナルジオグラフィックみたいなんでしか見たことがない光景が広がっている。

あぁ、本当にイスラム教圏に来たんだな。感慨深い。

さて、生命の源であるSIMカードをゲットしようにも、肝心の売ってる場所が全くわからん。
当然マップは使えない。
仕方ないので、その辺にいたじーさんに話しかけて、SIMカードの契約できる場所までボロタクでつれてってくれるように交渉した。
価格は1600PKR(880円ほど)、絶対たけぇなと思ったけど、速やかにSIMを契約したかったのでしゃーなし了承、そのままボロカーで移動。

着いた先は、昨日CとAに連れてきてもらったブルーエリアのモール付近だった。

入口には自動小銃を持った警備員が。相変わらず怖い。
いつかこの光景にも慣れてしまうものなのだろうか。
店内に入って、ギガ数と日数を選び20分ほどで無事契約完了。
あっけなくSIMカードが手に入り、スマホがどこでも使えるようになった。
そのまま同じじーさんにピックアップ地点まで戻ってきてもらいバイバイ。
どこでもネットが繋がるってほんま最高やな。
ちなみに重要情報として、パキスタンではTiktokなどの中華系アプリとか以外は、そのままだと使えないのでLINEやGoogle、様々なSNSを使うならVPNは必須。
仕事する人はVPNないと詰むので気をつけて、どうぞ。
ちなみにワイはこの1回目では無銭のAnyConnect VPN みたいのを使ってた。
ただこれ今では無銭で使えないっぽいのと接続が不安定だったので、パキスタン渡航2回目ではNord VPN に課金した。
結局1ヶ月1500円くらいだったし、こっちのが全然設定も楽だったし回線も安定してた。
なんやかんやでマップが使えるようになったところで、徒歩で周辺を散策してみることに。
ということでひとまずG-9 区画で宿近くの歩いて行ける範囲内で、マーケットを探して散策することにした。
まずは物価を知るためにスーパーを散策。輸入品以外は結構安い。



スパイス系はもちろん、野菜、米、フルーツなど、自国生産ができているものが安いのかなと。
なんでも穀物自給率に至っては100%超えてるらしいよこの国。
そんなわけで、たとえ貧民でも一応飯には困らないような設計にはなってるっぽい。
実際のとこはどうなのか知らんけど。

スーパーを後にしたワイ氏、付近のマーケットを散策。
ここら辺本当にイスラム圏って感じの外観ばかりでどこ見てもテンションが勝手に上がっていく。



まるでマンガの世界観とはこのことをいうのか。
マーケットは入り組んでいたので、建物で囲まれた中ぽつんと佇む公園で一休み。

あちらこちらにサダム・フセインみたいな格好のおっちゃんがいる。
これを見るだけでも来た価値があるなぁ、、、
少しベンチに座って休んでると、やはり珍しいのだろう、周りのパキスターニに見られる見られる。
そこに一人の若者が寄ってきて、「チャイチャイ?(気さくな挨拶)」をされた。
どうやらチャイを無銭でくれるらしい。
あぁこれが噂に聞くチャイの押し付けか。
もらわない理由はなかったのでもらった。

甘くて濃厚でめっちゃうまいやんけ。
冷えた体に染み渡るぜ。
ええやつやんけ、パキスタン人。
しかしその奥から現れるはもう一人の若者(?)
髪が爆発していて服もボロボロで見るからにやべえやつ。
なんか言動がおかしいからクスリでもキメてんのかこいつって思った。
お前の持ってるチャイよこせやみたいなん言ってきたから絡まれたくないので素直にあげた。
残っていたチャイをごくごく全て飲み干して大きく口を開けてきったねえベロでレロレロレロってやってきた。歯が2本しか生えてない。

きめえなこいつ。
なんなんだと思ってたらチャイくれたニキが「あいつ頭おかしいから無視していいよ」だって。
それもっと早く言ってくれよ bro。
チャイはそいつに全部飲み干されてなくなったので、そのまま退散、散策を続ける。
昨日あのオイリー激増しシャビシャビカレーしか食ってなくてほとんど飯食ってないので、流石に腹が減った。
どうせいくなら訳わからん衛生観念フル無視のローカル食堂やろ。
ということで近場の食堂を探索。
なんかうまそうなところ発見。
メニュー見せてもらったけど1ミリもわからん。


Googleの画像翻訳かざしたけどそれでも意味わからん翻訳出て理解不能だったので、店員呼んで説明をしてもらう。
とりまビリヤニ食いてぇってなったので、ビリヤニを注文することにした(値段が一番安いっていうのもあった)
ハーフサイズとフルサイズがあったが、腹減ってたのでフルサイズで注文。
値段は550PKR(300円)で格安である。
待つこと15分くらい、ご注文の品が到着したのだが、、、なんか量が多い。

ガチで米1kgくらいあるんちゃうかこれ。
ハーフでよかったやんけ。どんだけパキスターニは飯食らうねん。
ゆっくり食ってたら食えなくなりそうだったのでさっさとかきこむ。
味はうまい、だがスパイスきつくてかなり辛い。
つらい戦いになりそうだ。
半分食ったくらいで腹パン、ましてや辛いのでデバフがかかる。
サーブしてもらったよくわからん水をごくごくごく。

そんなことよりビリヤニからすぎる。
ごくごくごく。クソまずい。
これで腹しんだらお前のせいや。
途中でネッコがカツアゲしに襲来。

しゃーなし肉あげた。※ワイが食べきれないから。
はぁ、ぼちぼちうまかったけど量ありすぎなのとさすがに飽きる。
満腹になったワイ、最後にチャイをしばいて(100PKR)さらにイスラマバード探索を再開。
いや、ほんとに街並みが先進国と違うから面白い。
場所によっては100年くらい時が止まっているような感覚に陥る。
そんなこんなで、散策に満足したワイ、次に向かうはパキスタン有数のランドマーク兼クソデカモスクである、ファイサル・モスクである。
ファイサル・モスクはパキスタンで2番目にデカいモスクで、サウジアラビアの国王だったファイサルによって寄贈されたモスクだからファイサル・モスクという名前らしい。
早速careemでタク呼んで、ファイサル・モスクに直行した。

モスクまでは5kmくらいで450PKR(247円)だった。ほんまに移動費は安い。
バイクの方が安いからバイクに乗ろうとしたのだが、あぶねえからやめとけと言われてやめた。
まだパキスタンの交通状況もイマイチわかってないしね。
ということでファイサル・モスク着。クソデカい。

建物内で1.5万人、周辺含めると10万人以上収容できるらしい。
モスクまで降り場から結構遠い。モスクに行く前にクソデカ広場が広がっている。
1kmくらいは歩いたか。ようやく本殿近くの大理石あたりに到着。
モスクの敷地内は土足では入れないので、とりあえず靴を脱いでシューズキーパー(笑)に預かってもらう、確か50PKR(30円)くらいだったはず。

裸足のワイ、モスク直下に突撃、いや敷地デカすぎやろこれ。
壮大すぎるわ。

本堂に向かって歩いていたらいきなりとあるニキ達から
「写真を一緒に撮ってくれ」と声をかけられる。
まあええでみたいな感じで写真を撮ってたら、次から次へとニキネキ達がワイもワイもみたいな感じでワラワラ湧いてきて写真撮影がスタート。
まさかの30人以上が並ぶ長蛇の列。
おい、お祈りはどうした???
エグい量の人が写真を撮ってくれというのでガチ疲労困憊。
これが芸能人の気持ちか。
注目されすぎるって嫌やな。
ワイは絶対芸能人はできんと思った(それはそう)
んで写真撮ったら、やれSNS交換しろだのWhatsapp交換しろだのとにかく忙しい。
ちなみにパキスタンではLINEの代わりにWhatsapp、SNSはTiktokが主流なのだ。
おかげでワイのWhatsappの友だちとTiktokのフォロワーは知らんパキスタンニキネキだらけに。
これもうわかんねぇな。
途中からは逃げ回るように移動しながら捕まったら仕方なく撮影と逃走を繰り返す。
それでも来る写真撮影会と動画撮影会。
著作権フル無視でTiktokの海に放流されるワイ。
なんやこの国えらいめちゃくちゃやな。


そんなこんなしてたら陽が落ちてきた。
夕方になると、ファイサル・モスクはまた違った顔を覗かせる。

あぁ、なんと幻想的なのだろうか。
悦に浸っていたらまた撮影会。
もうええて。
そして気付いたら夜。
夜も夜ですごくきれいな光景を見せてくれる。

ファイサル・モスクはイスラマバードを訪れる諸君は是非とも見に行って欲しい。
昼夕方夜で違う顔を覗かせる変幻自在のモスクと、芸能人顔負けのクソ長撮影会が君を待っているであろう。
満足&疲労したワイ、帰宅を決意。

ちょうどリキシャやタクの乗り場あたりで、昼間にはなかった屋台たちが出現。
おもしろそうなのでちょっとのぞいてみることに。

ニキ達が熱烈歓迎をしてくれた。
そしてまたまた始まる会話と撮影会。
もう何回やるねんこれ。
あとはやれこれ食ってみろあれ飲んでみろだのもみくちゃ状態。

鍋に塩と砂の混合物をブチ込んでとうもろこしブチ込んで砂かけまくるやつ。テレビで見たでこれ。
味はしょっぱくてうまい。

色々もらいすぎて昼間のビリヤニと合わせて腹パン。
それでも食わそうとしてくるから、もう終始めちゃくちゃである。
あとはこのニキネキたちと話してて確信に変わったことがある。
こいつら英語できるねんけど、とにかく聞き取りづらい。
ワイの英語力の低さもあるが、訛りがえぐいのだ。
そして使ってる言語もウルドゥ語だけでなくパンジャーブ語、パシュトゥーン語とかバカみたいに多言語で話しかけられてもうわけがわからなかった。
※パキスタンは他民族国家なので、同じ国でもいくつも言語があるらしい。これはインドとかと一緒。
こいつらなんなんだよ。
とにかくほんまに疲れたので、ニキたちとバイバイして宿にcareemで直行。
冗談抜きでファイサル・モスクで200人くらいと写真撮影した。
次はもう絶対こんな人数やらん。
部屋で少し休んでレセプションに行ったら、ちょうどオーナーとドアマンが飯を食うところだった。
「お前も一緒に食うか?」みたいな感じで言われたので、一緒に飯を食らうことにした。
500PKR(275円)で。
しかもお前らも食うんかよ。なんやねん。
今日の晩飯はキーマカレーと大量のナン。

このキーマカレーがものっそいうまそうだった。
オーナーがナンをわしづかみ、半分むしってワイにくれた。

もしもし、お伺いしたいんですけどその手は清潔ですか…???
色んな人と握手したりハグしたり色んなもの触って洗ってませんが…
まぁ…こんなん気にしてたらこの国では飯食えんわ。
気になるお味は…おぉ、ほんまにうまい!!
パキスタンはインドとお隣さんやしカレーがうまいのはほんまやった。
ナンもほど良い感じの分厚さでうまい。
辛くないし、文句なしで今回の旅の中で一番うまいカレーだった。
これなら結構食えそうや。
朝からワイをイラつかせまくってたバカドアマンも一緒に飯を食らう。

こいつには朝からクソイラついてたけど、まぁ…悪いやつちゃうんやろな。
許さんけどな。
飯食い終わってチャイで一服。

ついでにパキスタンのタバコも買ってきてもろた。

これで150PKR(82円)だったから激安。
ぼちぼちして休憩タイムも切り上げ、夜の街をもう少しだけ探索することにした。
昼間見た時に気になっていたフルーツ屋に突撃。
フレッシュなジュースが飲みたかったのでオレンジ生搾りジュースを所望。
絞り方はオレンジを潰す(物理)の伝統的なものらしい。

価格は500mlほど入って350PKR(192円)。
フレッシュジュースと思えば安い。

オレンジジュースも飲み終わって宿に帰還。
時刻も日付まわりそうだしいっぱい歩いたし写真いっぱい撮られたしでめっちゃ疲れた。
そろそろ寝よう。
こうして2日目は終了。
多くは回れなかったとはいえ、かなり満足のいく2日目だった。
うざいこともトラブルも結構あったけど、概ねこの国のことが好きになってきつつあった。
こんな調子でもっとこの国のことを知りたいなぁ。。。
激臭毛布に包まれて夢の旅路へ。
しかし次の日に待ち構えているのは、更なる悲劇と、命を賭して極限を超越する自分自身であった。

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